
牛にだってプライドはあると思う・・・
彼女は、黒毛きょうこさんの母上の淀殿
淀殿は、ワタシの大好きな種牛、忠富士の子
忠富士の子は、揃って大柄で、気質も気持ちも優しい子が多い
黒毛では珍しい温厚な性質の持ち主なのだ
・・・ところが、我が家の淀殿は忠富士の血を受け継いだ子でありながら
とんでもなく、気性が激しい母となってしまっている
餌をやりにいっても、すっごい勢いで、顔を振り回し、肋骨強打されかねない
お隣の奥さん、石松クンの母上マロンさんもたまったものではない
マロンさんからしてみれば、お市の方が去った後に、さらなる悲劇の淀殿の頭突きを受け
まったく、マロンちゃん、君はついてなさすぎるよ・・・・と思う
思えばマロンちゃんは、ワタシが実家に帰って育て上げた
第一号の母牛だ
(この子はまだホメオパシーをやっていなくて育った母牛になります)
マロンちゃんは、本当におひとよしな子で、よそのちびっこ達が3頭ぐらいで自分の乳をもらい乳にきても
追い返すこともないし、お隣の奥さんに頭突きをされても、
我慢してしまうような優しい子なんですが
淀殿は違います
もともと淀殿の母上は、子牛セリ市で買って育成した子の秀子さんなのですが
秀子さんは、同じ町内の牛好きな、おじいちゃんが手塩にかけて育てた子でした
その育て方の丁寧さは、昔の人なので、話を聞いただけで、ちょっと涙ものでした
それこそ、1回だって、お尻を汚さず育ててこられた牛でした
小さなおじいちゃんですが、
どんな日も、落ち葉をひいて、可愛がって育ててもらった子のようでした
我が家に秀子さんが来た時、その話を息子さんから聞いて、決してこの子を不幸にさせてはいかんな~と
じいちゃんをがっかりさせたり、悲しませるような育て方をしたらいかんと、心に思いました
おじいちゃんも、もう随分年をとられたこともあって
去年牛飼いをやめられたようでした
それでも、おじいちゃんは、根っからの牛好きなので、品評会にはいつも杖をついてこられます
きょうこさんを品評会に出した時も、じいちゃんに、孫のきょうこさんを見てもらって
とても喜ばれていたので、ワタシも嬉しく思いました
しかし、秀子さんは温厚な母牛ですが、その子の淀殿は、父が育てたということもあって
とんでもなく気性が激しい子です
父は最近も、どうやらりかちゃんの調教にも失敗した様子でしたし
ある意味で、父は牛を興奮させてしまうような接し方をしてしまっているな・・・と
この世界はミラー(鏡の法則)の意味が客観的によく見えてくるような感じです
外(側の在り方)は、結局自分の内(側の在り方)を現している
淀殿は気性も激しければ、プライドも高い女性です
とても気位が高いところも見受けられます
この子は、郡の共進会に出て、セリ市に出たものの、
町一番の牛職人の方が競って、父がボタンを離さず、我が家に持ち帰ってきた子でした
この子を淀殿とあだ名したように、どこか、そんな生き方を思わせるところがあります
そして、彼女の娘のきょうこさん

きょうこさんは隠れホメオパシーをやって育ってきた子ということもあって
また母牛の淀殿とは、雰囲気から違います
きょうこさんは、牛の世界では美女に属するお顔立ちです
この写真でも、どこか気品を漂わせているように思います
特に流し眼なんて、超お得意技で、お色気をプンプン匂わせるようなメス牛となりました
見ていると、かわゆさをアピールしてきた、りかちゃんなんかとは全く別の生き方だと思います
我が家の牛で、きょうこさんほどの、風格と美貌の持ち主は、まだ他には出ていません
これぞ女王の道といったところでしょうか。。。
さぁ、オリンピック女子フィギィアスケート誰が女王になるのでしょうかね・・・

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